8月20日  コバギボウシ(ユリ科)

     (長登の林下で)       05.8.20 撮影
   
 コバギボウシ〈小葉擬宝珠〉 花期は7〜8月。
 ギボウシはつぼみを橋の欄干の擬宝珠に例えたもので、葉が小形のギボウシの意味。山野の湿地に生える高さ30〜50pの多年草。葉は長さ10〜15pの柄があり、披針形〜長楕円形。花茎の上部に淡い紫色の花を数個〜10数個、やや下向きに開く。花は長さ4〜5pで、内側に紫色のすじがある。

 
 長登銅山跡に多いコバギボウシ、ここにはマムシがいるとかで草刈りが頻繁に行われるため、7月11日に開花確認した花は、田の跡地で刈り残されていた株にやっと咲いたものだったのです。
 お盆も過ぎた今ごろ、花が遅い林内の湿地の株が花盛りで、田の跡地で刈られた株にも花茎が伸び、まだまだきれいに咲いています。
 

 
                     【昨日、別の湿地で】                    
                       05.8.19 撮影
                                 
                      【花を拡大しました】                  
05.8.19 撮影

                 
 8月20日(土) 長登を歩いていた午後4時前、自宅から「Sさんが亡くなった」と連絡がありました。
 19時からのお通夜に間に合うように帰ろうと思っても、入院中の母が私の手をしっかり握って、1時間経っても首を盛んに横に振り、放そうとしません。
18時半、仕方なく、「母さん、ごめんね。7時から会議なの・・・」と、嘘をついてしまいました。