トダシバArundinella hirta(Thumb.)C.tanaka var.ciliata
〈戸田芝/別名ウスゲトダシバ・バレンシバ〉(イネ科 トダシバ属) 花期は8〜10月。
埼玉県の戸田ヶ原付近に多かったことによるという。
日当たりのよい山野の草地に普通に生える高さ30-120cmの多年草。
葉は長さ15-40cmの線形で、やや内側に巻く。
花序は長さ8-30cmの円錐状で、緑色または紫色を帯びた小穂を多数つける。
小穂は長さ3.5-4.5mmで、2個の小花がある。
下部の小花は雄性でやや小さく、上部の小花は雌性。
ケトダシバArundinella hirta〈毛戸田芝〉(イネ科 トダシバ属) 花期は8〜10月。
トダシバは変異性に富み、外観だけではまるで別種のような型を含んでいる。
その1つは花序の分岐のあり方で、枝がはっきりした多くの小枝を分けるものと、
ウスゲトダシバのように小枝が短くてはっきりせず、小穂は枝に圧着して、
まるで総のように見えるものもある。
後者の方が一般に背が高く、毛も少ないことが多い。
(日本イネ科植物図譜 ― 長田武正著)
【A花序を − この1本だけが立っていました】
15.8.21 撮影
【Aを拡大しました − 枝がはっきりした多くの小枝を分ける】
15.8.21 撮影
【B花序の上方を】
15.8.21 撮影
【B】
15.8.21 撮影
【Cこの個体、全体に毛は少なかったです】
15.8.21 撮影
【Cを拡大しました 】
15.8.21 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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