2021年 9月12日 カラスウリ −その2 |
カラスウリ Trichosanthes cucumeroides〈烏瓜/別名タマズサ〉 (ウリ科 カラスウリ属) 花期は7〜9月。 別名は玉章で、縦に隆起した帯がある種子を結び文に例えたのでつけれれた。 やぶなどに生えるつる性の多年草。雌雄異株。 葉は長さ幅とも6-10cmの卵心形または腎心形で、ふつう3〜5浅裂する。 表面には粗毛が密生し、光沢はない。 花は日が暮れてから開き、夜明け前にしぼむ。 白いレースで作ったベールを広げたような花が咲く。 花冠は深く5裂、裂片は広披針形〜長楕円形で、ふちは糸状に細く分裂する。 液果は球形または楕円形で長さ5-7cm、熟すと赤くなる。 花期:8〜9月 分布:北(奥尻島)、本、四、九 − 増補改訂新版「野に咲く花」 − (前回撮影の花も花冠が6裂だったのですが、 6裂は、1個の花の奇形ではなく、個体によっては6裂となるので、 「花冠は深く5または6裂」ですね。)
前回は、3日前の9月9日。 カメラマン兼ナレーターは、若〜い、美祢市観光協会の職員Mさん。 動画では苦労話は一切していませんが・・・、 あれこれ質問することもなく、手持ちのスマホで撮影開始。 私たち照明係は、LEDライトを対象の花に当て続けました。 出来栄えは・・・ ブレブレの上、ライトを当て続けられた花は、光の方向側は開けず、いびつな形。 (夜、日が暮れてから咲き始め、夜明けにはしぼんでいる花の特性が頭から抜けていました) しかし、スマホを動かさないように1時間半持ち続けたMさんの辛抱強さには感涙! 「どうされます?来年まで待つ?」 『いいえ! 』。 今度は、用意していた三脚にスマホを固定してもらい、 LEDは当て続けず、連続して撮影している間に細かく照明を休めました。 (動画の光がちらちら動いているのはそのためです) お陰で、きれいな姿での動画撮影に成功しました。 来年は、花が大きい8月のうちに撮ってもらいたいと思っています。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、 学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |