2014年 5月4日  カジノキ



雄株のこの1株しかカジノキを見つけられなくて、毎年開花確認してきたものの、今一つ自信がなかったのです。
今年、木が大好きな友人と一緒に観察してきて、この木はカジノキの雄株と確信でき、観察結果をまとめます。


【@駐車場わきの下に生えた株を駐車場から見上げて撮っています。見つけて十数年、随分大きくなりました】
14.4.12 撮影

         カジノキ Broussonetia papyrifera〈梶の木・構の木・楮の木〉(クワ科 コウゾ属) 
                                                      花期は4〜5月。
       山野に生える高さ4-10m(-16m)になる落葉高木。雌雄異株。
       古くから和紙の原料用に栽培され、山野に野生化している。
       樹皮は灰褐色で、黄褐色の皮目がある。
       本年枝にはビロード状の毛が密生する。
       葉は互生。葉身は10-20cmの左右不ぞろいな卵形。
       切れ込みのないものから3〜5深裂するものまである。
       質はやや厚く、ふちにはやや細かい鈍鋸歯がある。
       雄花序・雌花序とも新枝の葉腋に1個ずつつく。
       雄花序は長さ3-9cm、直径1cmほどの円筒形。
       雌花序は直径1cmほどの球形。
 



【A今年の開花確認は4月11日でした】
14.4.11 撮影
                                 
【Aを拡大しました】
14.4.11 撮影

【B開花8日後】
14.4.19 撮影

【Bを拡大しました − 葉が展開してきました】
14.4.19 撮影

【C開花2週間後】
14.4.25 撮影

【Cを拡大しました − 葉身は10-20cmの左右不ぞろいな卵形
14.4.25 撮影

【Cを拡大しました − 本年枝にはビロード状の毛が密生する
14.4.25 撮影

【D開花して3週間以上たった今日は】
14.5.4 撮影

【Dを拡大しました − 葉身は、切れ込みのないものから3〜5深裂するものまである
14.5.4 撮影


【Dを拡大しました − 悲しい雄花、このまま枯れてしまします。雌花を見つけたい!】
14.5.4 撮影


きょう午後、3人で5月17日のエコツアーコースを下見し、カマツカ・ケカマツカ・ジャケツイバラ・フタリシズカの開花を確認しました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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