イガガヤツリ〈毬蚊帳吊〉(カヤツリグサ科 カヤツリグサ属) 花期は8〜10月。
球形の花序がクリのいがのように見えることによる。
海岸近くの砂地や草地に生える高さ10-40cmの多年草。
茎はかたくて叢生する。
葉は茎より短く、幅2-3mmの線形。
葉鞘は淡赤褐色。
茎の先に花序より長い葉状の苞が3〜5個あり、
その間に赤褐色の小穂が頭状に集まって球状の花序をつくる。
ときに長さ5cmほどの枝を出し、その先に球形の花穂をつけることもある。
小穂は長さ1-2.5cmの扁平な線状被針形で、
15〜40個の小花が2列に並んでつく。
鱗片は長さ約1.5mmの狭卵形。
果実はレンズ状にふくらんだ長倒卵形。
花期:8〜10月 分布:本(関東地方以西)、四、九、沖
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 茎の先に花序より長い葉状の苞が3〜5個あり】
20.11.15 撮影
「その間に赤褐色の小穂が頭状に集まって球状の花序をつくる」
【A】
20.11.15 撮影
【Aを拡大しました − 小穂は長さ1-2.5cmの扁平な線状被針形で】
20.11.15 撮影
「15〜40個の小花が2列に並んでつく」
【Aを拡大しました − 鱗片は長さ約1.5mmの狭卵形】
20.11.15 撮影
日差しが強く詳細が撮れていないので、次回に行った時、しっかり撮りたいと思っています。
イガガヤツリに続いて海岸近くに生える植物のダンチクを確認し、
秋吉台では見られない植物がほかにも出てくるのではないかと、期待がふくらみました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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