2020年 11月20日  イガガヤツリ



秋吉台で14年前に1回見たきりだったイガガヤツリが、「2050年の森 野草園」に群生していました。

【@ここは海岸の埋め立て地で、「海岸近くの砂地や草地」に該当する場所です】
20.11.15 撮影

       イガガヤツリ〈毬蚊帳吊〉(カヤツリグサ科 カヤツリグサ属) 花期は8〜10月。
      球形の花序がクリのいがのように見えることによる。
      海岸近くの砂地や草地に生える高さ10-40cmの多年草。
      茎はかたくて叢生する。
      葉は茎より短く、幅2-3mmの線形。
      葉鞘は淡赤褐色。
      茎の先に花序より長い葉状の苞が3〜5個あり、
      その間に赤褐色の小穂が頭状に集まって球状の花序をつくる。
      ときに長さ5cmほどの枝を出し、その先に球形の花穂をつけることもある。
      小穂は長さ1-2.5cmの扁平な線状被針形で、
      15〜40個の小花が2列に並んでつく。
      鱗片は長さ約1.5mmの狭卵形。
      果実はレンズ状にふくらんだ長倒卵形。
      花期:8〜10月 分布:本(関東地方以西)、四、九、沖
       − 増補改訂新版「野に咲く花」 −          

【@を拡大しました − 茎の先に花序より長い葉状の苞が3〜5個あり
20.11.15 撮影
「その間に赤褐色の小穂が頭状に集まって球状の花序をつくる」

                                 
【A】
20.11.15 撮影

【Aを拡大しました − 小穂は長さ1-2.5cmの扁平な線状被針形で
20.11.15 撮影
「15〜40個の小花が2列に並んでつく」

【Aを拡大しました − 鱗片は長さ約1.5mmの狭卵形
20.11.15 撮影

 日差しが強く詳細が撮れていないので、次回に行った時、しっかり撮りたいと思っています。
 イガガヤツリに続いて海岸近くに生える植物のダンチクを確認し、
 秋吉台では見られない植物がほかにも出てくるのではないかと、期待がふくらみました。


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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