2019年 12月14日  ヒレアザミ



【@毎年咲いてきた川岸の道端で、12月の今も咲き続けています】
19.12.12 撮影

            ヒレアザミCarduus crispus〈鰭薊〉(キク科 ヒレアザミ属) 花期は5〜12月。
          原野や耕作地、河川の堤防などに生える高さ60-80cmの二年草あるいは多年草。
          茎は直立し、上部で分枝して枝は広角度に伸長し、2条の翼があり、
          翼には長さ3-4mmのとげがある。
          根出葉は花時には生存しない。
          中部の茎葉の葉身は楕円形、長さ5-30cm、羽状に中〜深裂し、
          裂片は5〜8対、下面には初め白いくも毛がある。
          花は5〜8月。
          頭花は茎頂に点頭あるいは横向きにつく。
          総苞は鐘形〜卵球形、長さ2cm、総苞片は7〜8列、
          線形で草質、斜上し、先端には長さ2mmになる鋭いとげがある。
          花冠は長さ15-17mm、狭筒部は長さ7-8mm、広筒部は長さ2-3mm、
          裂片は長さ5-6mm、淡紅紫色。
          痩果は長楕円形で、長さ3mm。冠毛は長さ13-16mm。
          本州〜九州、朝鮮半島・中国・モンゴル・シベリア〜ヨーロッパに広く分布し、
          北アメリカにも東部を中心にして帰化している。
          古い時代に農耕とともにアジア大陸から渡来した、史前帰化植物と考えられている。
           − 改訂新版「日本の野生植物5」 −
         

【@を拡大しました − 花期をどう書き換えるか、観察を続けます】
19.12.12 撮影
                                 
【A根出葉は花時には生存しない −この個体は来年5月に開花でしょう
19.12.12 撮影

【B茎は上部で分枝して枝は広角度に伸長し、2条の翼があり、翼には長さ3-4mmのとげがある
19.12.12 撮影

【C頭花は茎頂に点頭あるいは横向きにつく
19.12.12 撮影

【D総苞は鐘形〜卵球形、長さ2cm、総苞片は7〜8列、先端には長さ2mmになる鋭いとげがある
19.12.12 撮影

              頭花の画像は、すべてピンボケでした。次回に撮り直してきます。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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