ヒメヨモギ〈姫蓬〉(キク科 ヨモギ属) 花期は8〜9月。
やや乾いた草原に生える高さ1〜1.2mの多年草。長い地下茎を出す。茎はしばしば紫色を帯び、よく分枝する。根出葉や下部の葉は花時に枯れ、茎の中部の葉は長さ3〜7cm、羽状に深裂し裂片は幅3mm以下、裏面に白綿毛がある。大きな円錐花序にきわめて多数の小さい頭花をつける。
久しぶりに草原を散策しました。
遊歩道沿いに、枯れてカラカラに乾いたヒメヨモギが目につきましたが、秋吉台のは私の身長ほどあるのも珍しくないのです。
歩きながら、山焼きの時期が近づいていること、自然のままに任せると草丈の低い春の花が姿を見せなくなってしまうことを、改めて感じました。
【花序を】
06.1.27 撮影
「そう果は長さ1mm」 ですが、落ちてしまっているようです。
【こんな時もありました】
05.9.2 撮影
初めて名前を知った時、“秋吉台のやまんば”さんは、
「髪を振り乱したこの姿。『おまえが姫かー!』だよね」と。
昨秋の観察会の時、男性の友人は、「姫は、昔も今もこうなんだ・・・」と。
【花序を】
05.9.2 撮影
【花序を拡大しました】
05.9.1 撮影
「頭花は柄がなく、筒鐘形で、長さ2mm、幅1mm、密に綿毛がある」
1月27日(金) 晴れ時々曇り。
風は強かったものの、真冬並みの服装では汗ばみました。
野鳥の声を聞こうと注意していたのに、遠くのカラスの鳴き声と、キジがあっちとこっちの林でケーンケーンと、声を掛け合うように2回ずつ鳴いたのを聞いただけでした。
枯れ草が風でカサカサと音を立て、たまにカルストロードを走る車の音が聞こえてくるくらいで、静かでした。
※ 日記にある花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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