ヒメジョオン Erigeron annuus〈姫女苑〉(キク科 ムカシヨモギ属)
花期は 1〜12月。
北アメリカ原産の1〜2年草。
明治維新のころ渡来し、現在では日本中に広がり、
市街地や農村だけでなく、亜高山帯まで入りこんでいる。
茎は高さ0.3-1.3mになり、粗い毛がある。
内部には白い髄が詰まっている。
根生葉は花のころには枯れる。
下部の葉は卵形で長い柄があり、ふちには粗い鋸歯がある。
上部の葉は披針形で先はとがり、基部は次第に細くなり、茎を抱かない。
頭花は直径約2cmと小さく、上部の枝先に多数つく。
舌状花は白色またはわずかに淡紫色を帯びる。
舌状花は100個ほどある。
舌状花の冠毛は短く、筒状花の冠毛は長い。
総苞片は披針形〜線状被針形で2〜3列に並ぶ。
痩果は長さ約0.8mmの長楕円形。
花期:6〜10月 分布:北アメリカ原産
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました −舌状花は白色 − 舌状花は白色またはわずかに淡紫色を帯びる】
18.12.13 撮影
【A頭花は直径約2cmと小さく、上部の枝先に多数つく】
18.12.13 撮影
【Aを拡大しました −舌状花は帯淡紅紫色 − 舌状花は白色またはわずかに淡紫色を帯びる】
18.12.13 撮影
【B上部の葉は披針形で先はとがり、基部は次第に細くなり、茎を抱かない】
18.12.13 撮影
【Bを拡大しました − 先はとがり、基部は次第に細くなり、茎を抱かない】
18.12.13 撮影
【C全縁の、こんな葉の個体も】
18.12.13 撮影
【Cを拡大しました − 先はとがり、基部は次第に細くなり、茎を抱かない】
18.12.13 撮影
【D頭花は直径約2cmと小さく、上部の枝先に多数つく】
18.12.13 撮影
【Dを拡大しました − 舌状花はふつう白色で100個ほどある】
18.12.13 撮影
【E総苞片は披針形〜線状被針形で2〜3列に並ぶ】
18.12.13 撮影
ヒメジョオンは咲いたまま越年する草になりました。
ほかの花がほとんど咲き終わった初冬の今、目立ち始め、頭花もきれいと思いますが、
花がたくさん見られる時期には、「なんだ、ヒメジョオンか」と、目もくれなかっただけなのかも。
ヒメジョオンの日記は、2004年に書いたきりで、今回が2回目でした。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|