ヒメドコロ Dioscorea tenuipes〈姫野老/別名エドドコロ〉(ヤマノイモ科 ヤマノイモ属)
花期は 7〜8月。
葉がオニドコロより細いのでつけられた。
別名は京都で江戸の産と考えられ、江戸野老と呼んでいたことによる。
根茎はそれほど苦くなく食べられる。
山野に普通に生えるつる性の多年草。雌雄異株。
葉は互生し、長さ5-12cm、幅3-6cmの三角状被針形。
基部は心形で、張り出した部分がやや角張る。
葉柄の基部には小さな突起が1対ある。
雄花序も雌花序も垂れ下がり、淡緑色の小さな花をつける。
刮ハには3個の翼がある。
【@を拡大しました − 雄花序も雌花序も垂れ下がる】
15.8.9 撮影
【A − @の上方の部分です −葉は三角状被針形。基部は心形で、張り出した部分がやや角張る 】
15.8.9 撮影
【B雄花序が垂れ下がっています − オニドコロの雄花序は直立し、雌花序は垂れ下がる】
15.8.13 撮影
【Bを拡大しました − 13日は雨が降り続いていました】
15.8.13 撮影
【C − Bの花序の2日後 − 晴天下】
15.8.15 撮影
【Cを拡大しました】
15.8.15 撮影
【D葉柄の基部には小さな突起が1対ある − 傘差しで何枚も撮ったのですが】
15.8.13 撮影
【Dを拡大しました − 雨に埋もれて、確認できたのはこれ1枚だけでした】
15.8.13 撮影
【E今日は徳光さんに手伝ってもらい、「葉柄の基部には小さな突起が1対」の撮影に専念しました】
15.8. 15 撮影
【F足場が悪い上に、目もよく見えなくて…これは?】
15.8.15 撮影
【Gこれなら合格ですね】
15.8.15 撮影
【H − Gを角度を変えて撮りました】
15.8.15 撮影
* * * * * * * * おまけ * * * * * *
【I「電線に小鳥がいっぱい!」と、徳光さん。 『電線がガタガタしているのがそう?』− 第3駐車場から】
15.8.15 撮影
【Iを拡大しました − 私の目では見えませんでしたが…小さな小鳥の集団、カワラヒワ?】
15.8.15 撮影
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葉が互生で雄花序が垂れ下がったつる植物、
時間がかかりましたが、ヒメドコロと同定し、花番号『1404』をつけました。
ヒメドコロは、図鑑では「山野に普通に生える」ですが、
「山口県産高等植物目録」には、『稀』と記載されています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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