3月2日 ヘラシダ


セリバオウレンを見つけようと湿地巡りをしていて、遠くから「初めて見るシダが群生している」と分かりました。

【@「山口県産高等植物目録」には『普通』ですが、秋吉台の記録にはありません。】
12.3.1 撮影

      ヘラシダ(イワデンダ科 シケシダ属) 常緑性。
     根茎は
細く、長く匍匐し、黒褐色・線形・全縁の鋸歯がある。
     葉は根茎にまばらにつく単葉、長さ50cmに達する。
     葉柄は葉身より短く、まばらに細い鱗片がある。
     葉身は革質、披針形〜線形、幅2.5cmに達し、全縁または波状縁、
     葉脈ははっきり見えないが、小脈は単条で平行に並ぶ。
     胞子嚢群は線形、長短不同、包膜は全縁、背中合わせのものが混ざる。
     本州・四国・九州に広く分布し、山地の陰湿な岩上・地上に群生する。     
 

               【A葉は根茎にまばらにつく単葉、長さ50cmに達する
                         12.3.1 撮影
               【B葉身は革質、披針形〜線形、全縁または波状縁
                         12.3.1 撮影
                    【C胞子嚢群は線形、長短不同
                         12.3.1 撮影
                        【Cを拡大しました】
                         12.3.1 撮影                             
                    
    ヘラシダは「新しく見つけた花」の今年第1号で、ついた花番号は、1322。
    年々新しく見つけることは少なくなるのが当然のこととは言え、歩き回って2ヶ月、
    何も見つけられないのはやはり寂しかったです。
    これで、「よーし!」と、元気が出てきました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。