ヘクソカズラ〈屁糞蔓/別名サオトメカズラ・ヤイトバナ〉(アカネ科 ヘクソカズラ属)
花期は7〜9月。
茎や葉、花などをもむと悪臭がするのでこの名がある。日当たりのよいやぶや林の縁に多いつる性の多年草。葉は対生し、細長い卵形で先はとがる。葉腋から短い集散花序を出し、灰白色の花をまばらにつける。花は長さ約1pの鐘形。果実は核果。直径約5mmの球形で、黄褐色に熟す。
昨年は、ヘクソカズラの花がたくさん咲いたのでしょう。今、日当たりのよいやぶなどで、こんな枯れかかった果実が下がっているのをよく見かけます。
【上の画像を拡大しました】
06.1.12 撮影
【こんな時もありました】
05.11.18 撮影
「この果実はしもやけの薬として、古くから利用されてきた」
しもやけの薬には、このくらいの時がいいのでしょうか。
つぶすと強烈に臭うので、ヘクソカズラの名がつけられました。
【こんな時も・・・】
05.8.11 撮影
【上の画像を拡大しました】
05.8.11 撮影
「花冠の先は浅く5裂して平開し、のどと内側は紅紫色」
花の姿を早乙女がかぶる笠に見立ててサオトメカズラ〈早乙女葛〉、
中央部の紅紫色をヤイト(お灸)に見立てて、ヤイトバナの別名があります。
1月12日(木) 道路の温度計は12℃。
暖かいので、目に入った常緑樹の葉の名前を順に唱えながら、林をゆっくりと歩きました。
見たことがない葉が見つかると撮影。特徴を頭に入れ、図鑑で検索し花期を調べました。
「おっと、日記の材料・・・」と、何度か繰り返したヘクソカズラの実を撮る作業は、今日でおしまいです。
※ 日記に書いてある花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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