ドジョウツナギ Glyceria ischyroneura〈泥鰌繋〉(イネ科 ドジョウツナギ属)
花期は 5〜6月。
ドジョウがいそうな所に生えることによるという。
溝のふちや水辺に普通に生える高さ40-80cmの多年草。
茎の下部は地を這い、上部は斜上する。
葉は長さ15-20cm、幅3-5mmの線形で、先端は急に細くなり、ややざらつく。
葉舌は長さ1-1.5mmの半円形。
花序は長さ15-40cmの円錐状で、先はやや垂れ下がり、
淡緑色の小穂を多数つける。
花序の枝が中軸に密着し、小穂も直立しているので、花序は単純な穂状に見える。
果期には花序の枝は斜めに開く。
小穂は長さ5-7mmの狭長楕円形で、3〜7個の小花がある。
小穂の軸は細く糸状で、小花の内花穎に沿って左右にくねくねと曲がっているのが特徴。
小花は長さ2-2.5mm。
【@を拡大しました − 花盛りの時です】
16.4.29 撮影
【A花序は長さ15-40cmの円錐状で、淡緑色の小穂を多数つける】
16.4.29 撮影
【Aを拡大しました】
16.4.29 撮影
ドジョウツナギと当たりをつけたものの、小穂の特徴が撮れていなかったのです。
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【B今日、チョウジソウ近くの、日当たりの良い湿地で】
16.5.1 撮影
【C花序の枝が中軸に密着し、小穂も直立しているので、花序は単純な穂状に見える】
16.5.1 撮影
【D果期には花序の枝は斜めに開く】
16.5.1 撮影
【E − Dの枝の基部近く 】
16.5.1 撮影
「小穂の軸は細く糸状で、小花の内花穎に沿って左右にくねくねと曲がっているのが特徴」
【F − Dの枝先の方】
16.5.1 撮影
【G小穂・小花を撮りました】
16.5. 1 撮影
【Gを拡大しました − 小穂は長さ5-7mmの狭長楕円形で、3〜7個の小花がある】
16.5.1撮影
「小穂は短枝があってふつう枝に寄り添い、灰緑色でときに紫斑があり、長さ4-7mm」
(日本イネ科植物図譜)
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山口県には『普通』なドジョウツナギですが、同定には頑張りと努力が必要でした。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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