1月20日  ダツヤ山

   ダツヤ山(東鳳翩山頂 734m から)       

 ダツヤ山(746m 山口県阿武郡旭村)に登りました。
 山好きの友人たちに「どんな山?」と尋ねると、返ってくるのは決まって「ええ山です」でした。
 友人が6年前、山頂を求めて鎌で開き、ピークに立っては「山頂ではない」と、3度目に極めたダツヤ。予め渡された4枚のレポート「ダツヤが私を呼んでいる」でイメージしてはいましたが・・・。
 ダツヤ浴を登り始め、沢が滝になり、進むにつれて流れの音がザーザーからチロチロになり、やがてなくなって、「ここが源流ね。どこに行ってるの?」「佐々並川に」 こんな話もここまで。
 急登に続いて、「しばらく我慢の薮こぎだからね」
 身長180pの友人の体をスッポリ包むクマザサ。見失わないように、身をかがめて友人のザックの下に顔があるように歩くと楽です。 
 ひたすらササを漕いで20分・・・山頂でした。 登山開始9:05 山頂10:35
 
                          ダツヤ山頂から                          
                             東鳳翩山                       

 山頂には1等三角点(補点)があります。見通しはなく、うっそうと茂るクマザサの間から真南に東鳳翩山が見え、反対側には春を待つリョウブが。
 ダツヤ山では、アセビ、リョウブが特に目立ちましたが、密生しているので枝張りは少なく、皆ほっそりとして上に伸びていました。友人が6年前に要所要所につけた赤いビニルテープが切れないで残っていますから、太くなっていないということ?
                                             
                            リョウブ 

 下山は西のルートで黒ぬた谷へ。700mピークまでの30分の薮こぎは腕の力を試されている感じ。「溺れる者は藁をも・・・」で、2本つかんでも幹の両方ともが音もなく崩れたこともあったし、つかもうにもコケしかないこともありました。
 下山後、車で西鳳翩山に上がってダツヤ山を見ましたが、「もっと近くで見たい」と、地蔵峠から東鳳翩山に登りました。何度も登った東鳳翩山ですが、目の前にあるダツヤ山を知らなかったのです。
 ダツヤ・・・長いという意味の竜か、竜神が住む谷の「竜谷」
       1等三角点のそばの国土地理院の表示には「駄艶」 でも、地図には「ダツヤ」です。
 今回のダツヤは、駄艶の感じ。いま、左腕が少しだけ痛い。
 ほんと、ええ山でした。 身近に自然そのままの山がありました。

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