2018年 10月14日  チョウシュウアザミ(新称)



【@林縁で、高さ150cm以上の大株が良く目につきます】
18.10.14 撮影

              チョウシュウアザミ(新称) Cirsium yamaguchiense〈長州薊〉
                             (キク科 アザミ属)花期は9〜12月。
             山口県に広く分布し,
             葉が茎の中部に集まってつき,
             大型の頭花を下向きに咲かせるアザミ。
             ツクシアザミ亜節の一種.雌性両全性で雌性株が存在する。
             ツクシアザミに比べて,全体に繊細な感じがする。
             分布:山口県,広島県(西部) 
             − 日本のアザミ」(国立科学博物館植物研究部)
               
                     
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             山口県全域と広島県西部には秋咲きで雌性両全性同株、
             総苞片は8〜9列で斜上し、
             中片と内片に披針形の腺体があって、
             総苞が少し粘るアザミがふつうに分布する。
             このアザミは分布域に基づきチョウシュウアザミと呼ばれているが、
             正式には発表されていない。
              − 改訂新版「日本の野生植物 5」

【@を拡大しました − 2013年以前は「ヨシノアザミ」と呼ばれていましたが】
18.10. 14 撮影
                                 
【A門田先生によりますと、秋吉台にはヨシノアザミは存在しないとのこと】
18.10.14 撮影

【B】
18.10.14 撮影

【Bを拡大しました − 総苞片は8〜9列で斜上し
18.10.14 撮影

【C同一個体の別の頭花B- 総苞片は8〜9列で斜上し
18.10.14 撮影

【D秋咲きで雌性両全性同株
18.10.14 撮影

【Dを拡大しました】
18.10.14 撮影

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 9月中旬からの雨で姿を現し始めましたが、秋に咲く花が少ないし遅れていて、
 今日は、5時間探し歩いて、1種も開花を確認できませんでした。
 今年のノートの日記を見たところ、3月から秋吉台を歩いた日に開花確認が0だったのは、初めてでした。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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