チダケサシ Astilbe microphylla〈乳茸刺〉(ユキノシタ科 チダケサシ属) 花期は7〜8月。
食用になるキノコのチチタケをチダケとも呼び、
これをチダケサシの茎に刺して持ち帰ったことによるという。
山野のやや湿ったところに生える高さ30-80cmの多年草。
茎や葉柄には褐色の長い毛がある。
葉は2〜4回奇数羽状複葉。
小葉は長さ1-4cmの卵形または倒卵形で先は尾状にとがらず、
ふちには重鋸歯がある。
花序は細長い円錐状で、側枝は短く、斜上する。
花はふつう淡紅色で、直径約4mm。
花序には腺毛が多い。
花弁と萼片は5個。雄しべは10個。花柱は2個。
花期:6〜8月 分布:本、四、九
− 増補改訂新版『野に咲く花』 −
【@を拡大しました − 葉は2〜4回奇数羽状複葉】
20.7.11 撮影
「小葉は長さ1-4cmの卵形または倒卵形で先は尾状にとがらず、ふちには重鋸歯がある」
【A 花序は細長い円錐状で、側枝は短く、斜上する】
20.7.11 撮影
【B 花はふつう淡紅色で、直径約4mm】
20.7.11 撮影
【Bを拡大しました − 花序には腺毛が多い】
20.7.11 撮影
「花弁と萼片は5個。雄しべは10個。花柱は2個」
(詳細を撮りに、もう一度行ってみます)
* * * * * きょう開花を見たのたのは1種でした* * * * *
【C ムクゲ Hibiscus syriacus 〈木槿〉(アオイ科 フヨウ属)】
20.7.12 撮影
チダケサシは、ここ数年、小さな株が出た中に1株か2株、花序がついていたのですが、
2017年〜2019年は、花を見ることができませんでした。
高温と乾燥の気候の影響で、もう、秋吉台では咲けないものと思っていましたので、
思いがけず、今年のような姿が見られて本当に嬉しいです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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