1月30日 チャセンシダ |
チャセンシダ(チャセンシダ科 チャセンシダ属) 常緑性。 根茎は短く、直立し、小さい塊状で、 枯れた葉の葉柄と生きた葉を多数叢生し、鱗片をつける。 葉柄は光沢のある紫褐色、長さ1〜5cm、向軸側(表面)に褐色で薄紙質の翼が2枚ある。 葉が枯れて羽片が落ちても、葉柄はいつまでも根茎に残る。 葉身は単羽状、線形で、基部は狭くならず長さ5〜25cm、 羽片は20対以上あり、ほとんど同形の長楕円形、円頭、辺縁にごく浅い鋸歯があり、 基部は広いくさび形。 葉身の中央部の大きな羽片で長さ5〜12mm、上下に向けて次第に小さくなり、 頂羽片というべきものはない。 胞子嚢群は長楕円形か線形、長さ約1.5mm、羽片に数個つく。 本州(青森県・新潟県・神奈川県以西)・四国・九州の各地で、 山麓の岩の割れ目や村落の石垣などに生じる。 【A古い石垣の間に生えています】 【B葉身は単羽状、線形で、基部は狭くならず、羽片は20対以上あり】 【C羽片はほとんど同形の長楕円形、円頭、辺縁にごく浅い鋸歯があり、基部は広いくさび形】 【Cを拡大しました - 中軸(表面)】 「イヌチャセンシダによく似ているが、軸はあまり折れやすくなく、中軸に芽を出すことはごく稀」
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