2021年 12月24日  アオキ



【@赤い果実が、師走の日差しに輝いていました − 長者ヶ森で】
21.12.24 撮影

          アオキ Aucuba japonica〈青木〉(アオキ科 アオキ属) 花期は2〜5月。
         常緑低木で、雌雄異株。
         幹は灰褐色で縦に裂け、上部で枝分かれをし、枝は緑色で無毛、白色の太い髄がある。
         葉は対生し、枝の上部に集まり、広楕円状卵形〜披針形、
         長さ8-25cm、幅2-12cm、鋭尖頭で基部は広いくさび形、
         葉身上半部に粗い鋸歯があるいはまばらに点状鋸歯があり、
         厚く革質で光沢があり、表面は濃緑色、裏面は淡緑色で脈はへこまない。
         成葉は無毛。葉柄は長さ1-6cm。     
         前年枝の枝先に円錐花序をつけ、雌雄とも花は径8-10mm、
         花弁は4枚で平開し、長卵形で鋭尖頭、褐紫色。
         雄花序は大きく、よく枝分かれし、長さ5-15cm、
         
雄花は中央に黄緑色の花盤があり、
         雄蕊は4本、長さ約1mmで花糸は肥厚し萼筒は小さい。
         雌花序は小さく、長さ2-5cm、雌蕊は黄緑色で、子房は角状、長さ約4mm、
         伏毛があり、花柱は長さ約1mmで太く、柱頭は円盤状、萼筒は楕円形。
         果実は核果状で、楕円形、長さ12-20mm、赤熟まれに淡黄色や白色になり、
         光沢があり、楕円形で大型の種子を1つ入れる。
         3〜5月に開花し、12〜5月に果実が見られる。
         植物体全体は、乾くと黒くなる。
         本州(東北以南)・四国・九州から沖縄本島までの暖温帯林下に自生し、
         台湾および韓国島嶼部(済州島・鬱陵島など)にも産する。
         種々の園芸品種があり、世界各地で栽植され、葉形、花弁あるいは果実の色が様々で、
         葉に淡黄色の斑がいろいろな模様で入るものなどが知られている。

          − 改訂新版「日本の野生植物 4」 −

【@を拡大しました − 果実は核果状で、楕円形、長さ12-20mm
21.12.24 撮影
                                 
【A葉身上半部に粗い鋸歯があるいはまばらに点状鋸歯があり、厚く革質で光沢があり、
21.12.24 撮影
「表面は濃緑色、裏面は淡緑色で脈はへこまない」

【B赤熟まれに淡黄色や白色になり、光沢があり、楕円形で大型の種子を1つ入れる
21.12.24 撮影

* * * * * * * こんな時もありました* * * * * * *

【C前年枝の枝先に円錐花序をつけ、雌雄とも花は径8-10mm、
20.1.30 撮影

【D雄花序は大きく、よく枝分かれし、長さ5-15cm
20.1.30 撮影

【E雄花は中央に黄緑色の花盤があり、雄蕊は4本、長さ約1mmで花糸は肥厚し萼筒は小さい
20.1.30 撮影

「雌雄とも花は径8-10mm、花弁は4枚で平開し、長卵形で鋭尖頭、褐紫色」


【F雌花序は小さく、長さ2-5cm
12.4.12撮影

【Fを拡大しました − 雌蕊は黄緑色で、花柱は長さ約1mmで太く、柱頭は円盤状、萼筒は楕円形
12.4.12 撮影


 今年は、アオキの果実が赤く色づくのが早かったと感じています。
 ほかの林縁でもアオキの赤い実がたくさん見られるということは、
 雌株がたくさんあって、雌花がたくさん咲いたということなのに、アオキの雌花を撮っていません。
 「来年こそ!」 ←これで幾つ目?(笑)
 

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP