2018年 9月14日  アキニレ



【@秋吉台には多い木 − 葉が茂った大木をあちこちで目にします】
18.9.13 撮影

      アキニレ Ulmus parvifolia〈秋楡/別名イシゲヤキ・カワラゲヤキ〉
                           (ニレ科 ニレ属) 花期は9〜10月。
     本州中部以西の荒れ地や川岸などにふつうな落葉高木。
     幹は高さ15m、径60cmにも達する。
     樹皮は灰緑色から灰褐色、褐色の小さな皮目があり、
     表皮は生長とともに縦に裂ける。
     葉は2列互生し、葉柄は長さ3-6mm。
     葉身は革質、長楕円形、小さくて長さ2.5-5(−7)cm、幅1-2cm、
     鈍頭、基部は広いくさび形で左右不相称、鈍鋸歯縁、
     脈は羽状で8〜14対あり、支脈の先は鋸歯の先に達する。
     両面とも脈に沿って短毛があり、表面は光沢がある。
     花は9月。今年枝の葉腋に淡黄色の両性花が4〜6個束生する。
     花柄は長さ約2mm、関節がある。
     花被は基部まで深裂し、花被片は4個で舟形、長さ約2.5mm、鈍頭。
     雄しべは4個、花被片に対生し、花糸は長さ約3mmで超出し、無毛。
     雌しべは1個、花柱は2裂し、裂片(柱頭)は開出し、内面に密毛がある。
     翼果は10〜11月に熟し、広楕円形、長さ約1cm、両面無毛、
     翼は網状脈が顕著。
     本州(中部地方以西)・四国・九州に産し、
     生け垣や庭木、または護岸用に植栽されるほか、
     材は車両、くり物などケヤキの代用品として利用される。
      − 改訂新版「日本の野生植物2」 −

【@を拡大しました】
18.9.13 撮影
                                 
【A樹皮は灰緑色から灰褐色、褐色の小さな皮目があり、表皮は生長とともに縦に裂ける
18.9.13 撮影

【B今年の開花確認は9月10日。例年より10日ほど遅れました】
18.9.10 撮影

【C今年枝の葉腋に淡黄色の両性花が4〜6個束生する
18.9.13 撮影

【Cを拡大しました − 花被は基部まで深裂し、花被片は4個で舟形、長さ約2.5mm
18.9.13 撮影

【D林縁を歩くと幼木が良く目に入ってきます】
18.8.13 撮影

【Dを拡大しました − 葉は2列互生し、葉身は革質、長楕円形、小さくて鈍頭、鈍鋸歯縁
18.9.13 撮影

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 毎日、ナンバンギセル探しに専念しています。
 今日14日は、科学博物館〜若竹山〜妙見原〜剣山〜展望台下〜地獄台〜冠山。
 雨でススキやササの葉は濡れていても、その下の土は乾いています。
 台上の降雨は極端に少なく、ナンバンギセルは今年見られないのかと思ったりしながら、
 それでも毎日、何時間も探し続けています。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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